和名は「食用大黄(だいおう)」ですが、現在はそのままルバーブと呼ばれています。
シベリア南部原産の植物で、繊維質が豊富で、ビタミンCやカリウムやカルシウムも多いため、お通じを良くし、肌の調子を整える効果もあるのです。
【概要】
ルバーブ(Rheum rhabarbarum)は、多年生の植物で、大きな葉と赤や緑の茎を持っています。
この植物は一般的に果物として使用されますが、実際には野菜の一種であり、葉は摂取すると有毒なため注意が必要です。
主に食用として利用されるのは茎の部分で、シャーベット、ジャム、パイなどに利用されます。
【成分】
●アントラキノン類(Anthraquinones): 下剤の作用があり、腸の動きを促進します。
●ビタミンC: 抗酸化物質としての機能があり、免疫機能を強化します。
●カルシウム: 骨の健康維持に寄与します。
【効能】
下剤作用: ルバーブに含まれるアントラキノン類は、腸の運動を刺激し、便秘の緩和に寄与します。
抗酸化作用: ビタミンCやその他の抗酸化物質が体内の酸化ストレスと戦い、細胞を保護します。
炎症の緩和: ルバーブには炎症を抑制する可能性がある成分が含まれています。
【飲み方】
ルバーブティー
乾燥したルバーブの茎を使ってハーブティーを作ることができます。
お湯に茎を浸して、数分間蒸らしてから飲むと良いでしょう。
甘味料やレモンを加えても良いです。
ジュース
ルバーブの茎を切り、ジューサーで搾ってジュースにすることもできます。
必要に応じて砂糖や他の果物ジュースで味を調整します。
料理に利用
パイ、ジャム、シャーベットなど、様々な料理にルバーブを利用できます。
加熱することで風味が引き立ちます。