ヘンプ(麻)の葉と花穂は幻覚成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含み、大麻取締法によって厳しく管理されています。
しかし、大麻の麻薬成分を含む部分は、葉や穂の部分で、実(ヘンプシード)にはその成分はありません。
種子と茎は規制外でバイオマスや衣料品、食料品建築材料など多用途かつ環境負荷が少ないことから産業用大麻はエコロジカルな自然素材として大きな注目を集めています。
【概要】
ヘンプは大麻(Cannabis sativa)の植物の一種で、人の体の中では作ることができないが私たちが生きていく上では無くてはならない「必須」な栄養素「リノール酸(オメガ6)」、「α-リノレン酸(オメガ3)」と呼ばれる脂肪酸が豊富に含まれています。
【成分】
●タンパク質
●ミネラル
●必須脂肪酸
●食物繊維
●CBD(カンナビジオール): ヘンプの主要成分で、医療目的の製品に利用される。鎮痛、抗炎症、鎮静効果などがあります。
●THC(テトラヒドロカンナビノール): ヘンプにもわずかに含まれるが、精神活性作用が低く、ほとんどの法執行機関で合法とされています。
【効能】
鎮痛効果: CBDは疼痛の緩和に役立ち、慢性疼痛や炎症性疾患の治療に使用されます。
抗炎症作用: CBDは炎症を抑える助けになり、関節炎や炎症性腸疾患の患者に利益をもたらすことがあります。
リラックス効果: 不安やストレスの軽減に寄与し、リラクゼーションを促進します。
抗てんかん効果: エピレプシー患者において、CBDは発作の頻度を減少させることが示されています。
便秘改善効果:便秘の改善に効果があるとされている食物繊維と、マグネシウムが豊富に含まれているため便秘の予防・解消、整腸効果があるとされています。
美容効果:鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富です。
デトックス効果:食物繊維が豊富なため、腸内環境を改善する働きがあります。
【使い方・飲み方】
ティー
ヘンプティーはリラックス効果を求める人に人気があります。
オーガニックヘンプ製品
ヘンプを食品として摂ることもできます。
ヘンプシードやヘンププロテインは栄養価が高く、スムージーや料理に加えることができます。