リンデン(リンデン花、またはリンデンツリー)は、主にヨーロッパおよび北アメリカに自生する植物で、その花や葉がハーブとして利用されています。
リンデンの葉は鎮静、発汗、利尿の3つの働きがあることから、ヨーロッパの食ぶり療法では古くから高血圧や不眠、風邪やインフルエンザに用いられてきました。
【概要】
リンデン(またはライムフラワー)は、リンデンツリー(ライムツリー)の花から得られるハーブです。
その花は香り高く、リラックス効果があります。
リンデンツリーは美しい木であり、庭園や公園でよく見られます。
【成分】
●フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド、ティリロシド)
●粘液質(アラビノガラクタン)
●精油(ファルネソール)
●フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸)、タンニン、サポニン)
【効能】
鎮静作用:リラックス効果があり、ストレスや不安の緩和に寄与します。
抗酸化作用:フラボノイドが豊富に含まれており、体内の酸化ストレスに対抗します。
咳の緩和:喉の痛みや咳を和らげる効果があります。
睡眠の促進:リンデンティーは穏やかな鎮静作用があるため、寝る前に飲むのがおすすめです。
発汗作用:発汗、血行促進作用に優れています。
動脈効果の予防:ビオフラボノイドという成分が、血圧を降下させる働きがあります。
【飲み方】
リンデンティー
1つの一般的な方法は、リンデンの花を使ったハーブティーとして飲むことです。
1〜2ティースプーンのドライフラワーを約240mlのお湯で約5分間浸し、濾して飲みます。
リンデンハニーシロップ
リンデン花のエキスをハチミツに混ぜて、喉の痛みや咳に対処するために摂取する方法もあります。