クミスクチンは、ジャバ茶(Java tea)の名で知られる熱帯アジア原産のシソ科の植物です。
インドネシアやマレーシアでは古くから「肝臓のお茶」として、清涼感のある風味と優れた健康効果で知られています。
【概要】
ネコノヒゲ茶とも呼ばれ、日本の各地で野生のネコノヒゲ(学名:Orthosiphon aristatus)の葉を乾燥させたものを使って作られるハーブ茶です。
伝統的に利尿作用があるとされ、健康維持のために飲まれてきました。
クミスクチンは水分の排泄を即すだけではなく、高血圧の原因となる尿酸などの窒素化合物の排泄を増加させることが知られています。
また、体内からのナトリウムの排泄を促すミネラルとして知られるカリウムを豊富に含んでいることも注目に値します。
【成分】
●カリウム:心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。
●オルソシフォニン:むくみの改善に。
●ロズマリン酸:美容のサポートをしてくれます。
●セキステルペン類
●ヘキソース
●サポニンペントース:殺菌・抗菌作用があります。
【効能】
利尿作用:尿量を増やし、体内の老廃物や余分な水分を排出し、むくみを改善してくれます。
抗炎症作用:炎症を抑える効果があるため、軽度な炎症にも効果的です。
利尿作用による高血圧改善:高血圧の緩和に寄与する場合があります。
肥満・糖尿病予防:体内の糖分吸収を抑制する働きがあります。
美肌・アンチエイジング:ロズマリン酸などの抗酸化物質で肌のアンチエイジングにも役立つと考えられています。
【飲み方】
乾燥したネコノヒゲの葉を適量(約1〜2グラム)を用意し、カップに茶葉を入れ、約150〜200mlのお湯を注ぎます。
茶葉をお湯に浸し、約5〜10分間蒸らします。
蒸らした後、茶葉を取り、必要に応じて蜂蜜やレモンなどで味を調えてお飲みください。