ルイボス(Rooibos)は南アフリカ原産のハーブで、アフリカーンス語で「赤いブッシュ」を意味します。
主に赤茶として知られ、その茶色い色は発酵させた際の特有の色合いです。
伝統的には南アフリカの先住民であるコイサン族によって利用されていましたが、今日では世界中で人気があります。
【概要】
ルイボスは、南アフリカの昼と夜の気温差が30度以上の過酷な地域で育つため、ミネラルやポリフェノールが多く含まれています。
昔の先住民たちには、「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」とも呼ばれ、治療目的として飲まれていました。
【成分】
●ポリフェノール:ルイボスにはカテキンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。
これらは抗酸化作用があり、体内の酸化ストレスから守ります。
●フラボノイド:アスパラギン酸、クェルセチン、ルテオリンなどのフラボノイドも含まれており、抗炎症作用や抗アレルギー作用が期待されます。
●ビタミン類:ルイボスにはビタミンC、ビタミンEなどが含まれています。
【効能】
抗酸化作用:ポリフェノールの存在により、ルイボスは抗酸化作用を提供し、細胞を酸化ストレスから守ります。
抗炎症作用:フラボノイドの一部は抗炎症作用があり、関節炎やアレルギー反応の緩和に寄与する可能性があります。
睡眠の改善:カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれており、リラックス効果が期待され、睡眠の質を向上させることができます。
美肌効果:「スーパーオキシドジムターゼ(SOD酵素)」という抗酸化物質が含まれています。
むくみ改善:カリウムが含まれているため利尿作用がありむくみ改善が期待できます。
ダイエット効果:整腸作用があって便秘が解消されます。
【飲み方】
ホットティー
ルイボスティーは一般的にホットで飲みます。
ティーバッグまたはリーフの形で入手でき、お好みでハチミツやレモンを加えて楽しむことができます。
アイスティー
夏季にはアイスティーとしても楽しむことができます。
冷蔵庫で冷やして氷と一緒に飲むと爽やかです。
ルイボスラテ
牛乳や植物性ミルクを加えてルイボスラテにすることもできます。