ヒップ(hip)とはローズの果実のことを指しますが、一般にはローズヒップと呼ばれます。
ビタミンCの含有量が多いため美容をサポートするハーブとしても有名です。
【概要】
ローズヒップは、バラの実(バラの果実)から抽出されるハーブであり、ラテン語で「ローザ・カネィナ」(Rosa canina)として知られています。
ローズヒップには豊富な栄養素が含まれていて、レモンの20~40倍のビタミンCやフラボノイド、ペクチン,果実酸、ビタミンE、タンニンなどを含み、偽果の赤い色はリコピンはβカロチンなどのカロチノイド色素で美容や健康に良いとされ、さまざまな形で利用されています。
【成分】
●ビタミンC:抗酸化作用があり、免疫力をサポートします。
●ビタミンA:視力や皮膚の健康に寄与します。
●ビタミンE:抗酸化作用があり、細胞のダメージから守ります。
●カロテノイド:視力や皮膚を保護する働きがあります。
●ポリフェノール:抗酸化物質であり、炎症を抑制する可能性があります。
【効能】
免疫力向上:ビタミンCの豊富な含有量により、免疫力が向上します。
美肌効果:抗酸化作用が肌を若々しく保ち、シワやシミの改善に寄与します。
ホルモンバランスを整える:ビタミン・カルシウムにはストレスを抑える効果があり、生理時のイライラ軽減にも効果的です。
精神安定効果:ビタミンCを豊富に含んだローズヒップには、精神的な疲労(ストレス)を回復し、精神を安定させることができると考えられています。
【飲み方】
ハーブティー
ローズヒップティーは一般的で、ドライローズヒップを使って淹れます。
熱湯に漬けて5-10分蒸らし、甘味付けとして蜂蜜を加えると美味しいです。
ローズヒップオイル
抗酸化作用が強いローズヒップオイルは、肌に直接塗布して美容に活用できます。
サプリメント
カプセルや錠剤として市販されており、ビタミンC補給や健康維持のために利用されます。